錆との戦いは今日も続く

日産パオの走行距離、50万㎞を超えました・・・

奥の院は苔むす墓所。 :高野山その13

 墓・墓・墓

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観光地であり巡礼地でもある

 

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いわゆる“奥の院”は、入り口の“一の橋”から歩くと2㎞を超える道のりとなります。

いきなりバスで【奥の院前】まで行って、奥の院のほぼ中間地点である“中の橋”からスタートいう選択肢もあるのですが、それだと昨日紹介した【武田信玄】【伊達政宗】【石田三成】【明智光秀】【上杉謙信(※撮影漏れ…)】【大阪老人クラブ連合會】などを見逃すことになります。

※バスで行く場合、【一の橋バス停】で下車をし、往路数カ所で道が枝分かれしていれば、左の道を選んで行くと良いです。帰りは中の橋バス停へ向かっても良いです。

 

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芭蕉句碑】なんてのもあります。

 

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当然墓碑に目が行くのですが、高野山は苔が綺麗で綺麗で・・・

 

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法然上人

 

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本格派は四国お遍路とセットで高野山に参ります。空海の修行の道を辿るのが本筋なんでしょう。

 

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豊臣家墓所
さすがにかなり広い敷地を有しておりました。ここに到達するまでに、毛利家、島津家、前田家など有力どころの墓所もあるのですが、豊臣家は別格でした。

 

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さて【織田信長】!! 戦国武将の象徴でもあります。

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豊臣家に比べればかなり小さく寂れた印象もあるのですが、考えてみれば高野山の多くの僧を処刑した信長の墓(供養塔)がこの地にあるのは不思議でもあります。

真言密教には【誰もが平等で救われるべき存在】であるという考え方があり山全体が聖地とされる高野山は古くから「天下の総菩提所」と呼ばれ、ここを浄土と信じた人々の墓が分け隔て無く集まっております。宗派の異なる浄土真宗親鸞上人や浄土宗の法然上人の供養塔があるのも、高野山の懐の深さですね。
 本能寺の変で自刃に追い込まれた織田信長と、謀反を起こした明智光秀がこの地で共に供養されていることも興味深いです。

 

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 筒井順慶 信長墓所のとなりにあります

 

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奥の院は戦国武将好きにはたまらないスポットでした。 :高野山その12

 奥の院、戦国武将編

 さらに歩みを進めます。

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1200年の時をまたぐような道ですが、バリアフリーとまではいかないまでも、それなりに整備はされておりますので車いすを押す姿も何度か見かけました。年配の方も頑張って歩いておりました。

 

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※暗所に強いコンパクトデジカメ(LX100m2)本領発揮

 

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この地に大きな墓を建てると言うことは、来世への強い思いがあるだけでなく、その権威・地位・財力があってのことです。

 

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伊達政宗墓所

戦国武将有名どころの墓を見るとやはり(不謹慎ながら)テンションが上がります。

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 堀尾吉晴信長の野望でよく見かけた名前です。

安土桃山時代尾張の武将。豊臣秀吉に仕えて、慶長3年(1598)三中老の一人となった。関ヶ原の戦いでは徳川方。松江城を築城。

 

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 墓碑に刻まれた文字が長い歳月により消えてしまったものも多いのです

 

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 石田三成

 

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明智光秀!  今度、大河ドラマの主人公になりますね。

戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。かなりの文化人でもあった様子。 戦国大名織田信長に見出されて重臣に取り立てられるのですが、本能寺の変を起こしてしまいます。直後に中国大返しにより戻った羽柴秀吉山崎の戦いで敗れ、一説では、落ちていく途中、落ち武者狩りで殺害されたとも致命傷を受けて自害したともされます。

 

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 神聖な土地・・・

 

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 本多忠勝

 

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次から次へ、歴史上の有力者の名前が続きます。

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 大阪市老人クラブ連合會!

 (金あるなぁ・・・)

  

 

 

 

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宿坊「一乗院」の精進料理(夕食編) :高野山その8

 一乗院は食事が素晴らしい

 宿坊のタイムスケジュールは早い。夕食に間に合うように大浴場に入り、17時にはスタンバイOK。

 18時前にはお食事用の部屋へ。既に修行中のお坊さんがせっせと精進料理のお膳を並べておりました。高野山大学出身なのかな・・・。文学部密教学科、というのがあるそうです。寮生活の様子もブラタモリで紹介されてましたね。いろんな青春があります。ご苦労様です。

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このお部屋がまた素晴らしい。

内心「まじか!?」と驚きました。

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LX100m2にて撮影

金襖でやや暗めの照明。対面の襖は鶴の絵でした。

(※LX100m2は暗所に強いカメラです)

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精進料理ですので、肉や野菜はないのですが、かといって物足りない感じはありませんでした。

 

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料理のひとつひとつが非常によく考えられており、見た目にも楽しく、味はどれも上品です。

 

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当たり前ですが、季節ごとに献立が変わるようです。今は【神無月の「秋山吹」御献立」、秋の幸を。

 

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土瓶蒸しには松茸。香り豊かです。

 

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そして高野山と言えばお豆腐。絶品ですよ。

 栗ご飯(↓)

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料理が確かな土地は文化水準が高いということですね。

 

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紅葉の天ぷらなんて、初めて見ました。

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これまで国内あちこちの観光地で様々な料理をいただいてきましたが、高野山一乗院の精進料理は記憶にも残るものになりました。高野山の奥深さが料理に表れています。肉をがっつり食べたいという人以外にはお勧めですよ。

 

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※ちなみに、夕食のあとにもう一度お風呂に入りました。

 自分で撮影はできませんが、旅行系サイトの写真(↓)が参考になると思います。

 私が泊った部屋にはお風呂はありませんが、大浴場があれば部屋の風呂は使いませんので同じことですね。この日は土曜日で、おそらく部屋は埋まっていたはずですが、一乗院は部屋数自体がさほど多くないこともあって、大浴場で込み合って困るということはなかったですね。それに、たまたまかもしれませんが、一乗院は外国人客が少なめだと感じました。(多くても構いませんが・・・)

中浴場

 

  

  

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土砂降りの根本大塔・・・ :高野山その4

 大伽藍

 「伽藍」とは、「僧たちが集まって修行する清浄な場」を意味する「サンガーラーマ」の漢訳「僧伽藍」を略した言葉で、寺院もしくは寺院の建造物を意味します。 

このあたり(↓)は少し紅葉が始まっておりましたが、今年の紅葉は例年より1~2週間ほど遅れているそうです。

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LX100m2にて撮影

高野山の大伽藍は奥之院とともに高野山の二大霊場のひとつであり、全山の中心となる根本大塔や金堂をはじめ、弘法大師の御影を祀る御影堂、高野山開創の伝承にまつわる「三鈷の松」(弘法大師が唐から帰国する際に投じた三鈷がかかっていたという)、地主神である丹生明神・高野明神を祀る山王院(御社)、国宝の不動堂、その他、西塔・愛染堂・准胝堂・孔雀堂・六角経蔵などが建ち並びます。
因みに、もともと金剛峯寺高野山一山の総称であり、その中心が大伽藍。

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世界の中心、根本大塔が見えてきましたが、雨も降り始めました・・・

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www.wakayama-kanko.or.jp

 

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扉近くに座っている人の大きさと比べていただくと分かると思うのですが、この根本大塔、大きい!です。

 

ちなみに入塔料金は¥200

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内部は荘厳な曼荼羅界の中心に位置する大日如来がおられます。

www.pref.wakayama.lg.jp

 

そしてすぐ隣の金堂へ。

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一説によると、819年に創建されたようですが、高野山も度重なる火事に見舞われ、現在の金堂は昭和7年に再建されたもの。これが7度目の再建だったそうです。

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金堂の拝観料も¥200

 

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金堂から出てみると、外は土砂降り・・・

 

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土砂降りなのに傘を忘れてきた人・・・(↑)

この点、旅行慣れした外国人観光客は、すぐにレインコートを羽織っておりました。

 

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せっかくの観光で雨になったことを悲しんでおりましたが、なんだか良い写真が撮れたりもして・・・

 

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今回の旅行で1400枚程度撮影した中でも、かなりお気に入りの写真です(↑)

LX100m2、防滴性能はありませんが、さほど気にしないのがスナップ撮影のポイントです。

 

しばらくは金堂の軒下で(休憩がてら)雨をしのいでおりましたが、いつまでジッとしていても仕方が無いので、傘を差してまた歩き始めたのでした。

 

高野山その5へ続く・・・

 

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