これまでにいくつものカメラを購入し愛用してきましたが、その多くはオリンパス製のものでした。備忘録代わりにup(長文&独り言です)しておきます。
※カメラに興味の無い方はスルーしてください・・・。
私が初めて買ったデジカメは、オリンパスの CAMEDIA c-2000z というもの(↑)。
1999年8月19日購入。当時のデジカメ性能は現在のガラケー付属のカメラにも遠く及ばないものでしたが、それまでフィルムカメラだったものが、電磁気データとしてパソコンに取り込め、自宅のカラープリンターで印刷ができるということは、かなり画期的なことだったのです。
※歴史についてはwiki(↓)参照
日本のデジカメ創世記には、老舗カメラメーカーのキャノンやニコンよりも、カシオ、リコー、ソニーなどが先行しておりました。(フジは少し頑張っておりましたが)
1990年代後半はオリンパス、キャノン、ニコンなども参入し始めた時期ですが、実際に出力された画像を見ると、オリンパスのカメラが圧倒的に綺麗(※個人的な見解) に見えましたので、このc-2000zを購入するに至ったのです。(ほぼ毎日手に取っていましたので、今でも隅々まで形や触感を思い出すことができます。)
もちろん、もう手元には無いのですが、このカメラ(↑)は当時としては非常によく写るカメラで、仕事でもプライベートでも活躍してもらいました。
1998年には100万画素を超えるデジカメが市場に出てきて、1999年からいわゆる“高画質競争”が始まったと言われているそうですが、とはいえc-2000zであってもわずか211万画素。記憶媒体(スマートメディア)の容量なども考えると、多くの枚数を撮影する時にはもう少し画素を落としての撮影をしておりました。
この写真(↑)は、私がデジカメを買ってから三日後に倉敷へ旅行へ行った際に撮ったもの。もちろん購入日に家の中などで数枚は試しに撮影してみましたが、外(観光地)で撮影した(記念すべき?)一枚目の写真です。 480×640ピクセルのjpeg画像。写真を撮るだけで嬉しかった頃ですね。
これ(↑)が倉敷3枚目の写真。
日が暮れてからも試しに撮影(↑)してみたのですが、当時の性能ではこれが限界でしたね・・・
40枚目を超える頃には少し撮影になれてきています。
他社のデジカメはなんだか“未来的デザイン”や“フィルムカメラとは趣を異にする”という気負いがあったように見えたのですが、このカメラのデザインはある意味“カメラらしいカメラ”でした。また、f2.0の明るいレンズ(※購入したときは知識が無く何も分からなかったのですが)だったことも、のちにこのカメラをますます気に入った理由の一つですね。
新製品のメーカー規模小売価格は11万3千円くらいだったらしく、今となっては『若いのに高価なものを思い切って買ったな…』という値段です。
c-2000zを4年ほど使っているとさすがに劣化してきましたので、2003年8月にとりあえず安価なデジカメで繋ごうと考えて二台目のデジカメはニコンのCOOLPIX3100というのを買ってみたのですが、これが大失敗・・・。その写りに全く満足できず、すぐに売り払ってしまいました・・・。(ニコンファンの方、御免なさい。あくまでも当時の主観的なものです・・・)
そんなわけでさらに後継カメラを探し続け、「やっぱりオリンパスがイイ」との思いから2003年12月にやっと買ったものが c-5050zoom(↓)でした。既に新品在庫が無く、カメラのキタムラで展示されていた現品を少し安い値段で売ってもらいました。
c-5050zoomはc-2000zと同じようなサイズでしたが、持ってみるとずっしり重いカメラで、ある意味高級感がありました。
撮像素子は1/1.8型・有効500万画素CCDで、レンズには開放F値がF1.8-2.6と明るい焦点距離35-105mm相当(35mm判換算)の光学3倍ズームが採用されたカメラで、今でも“名機”であったと思います。兄の結婚式を撮影したカメラでもあります。
そんなわけで5050で沢山の撮影をしたのですが、オリンパスはこの明るいレンズを搭載したデジカメの後継機種をなかなか出してくれず、やむを得ず他のメーカーのものを探していたところ、どうやらリコーの本気度が高いらしい、との評判を見つけ、カメラそのものの質感もc-5050並にしっかりしていたことも決めてとなり、Caplio GX100(↓)を購入。非常によく写るカメラでしたが、リコーの絵作りとオリンパスの絵作りとはどうも方向性が異なっている印象を受けました。当時のリコーは“人肌を幸せそうに撮るカメラ”ではなかったですね。
それでも、このカメラのおかげでスナップ撮影や“スクェア撮影(正方形)”にはしばらく嵌まりました。
そのころ、そろそろデジカメでも“一眼レフ”が出始めており、オリンパスからもまずはE-1という硬派な印象のカメラが登場。このカメラを主に使っていたプロのカメラマンが、今では猫写真で有名になった岩合光昭さんです。
ただしE-1は高かった・・・。フォーサーズというccdの規格についても賛否両論あり、しばし様子見をしていたところ、E-300、さらに少し小ぶりで安価なE-400、E-500が登場。さらに後継のE-410、E-510が出たところでデジタル一眼を初めて購入したわけです。(↓)
このZD50mmf2.0マクロレンズ(↑)、とんでもなく銘玉でした。
私のような素人でも、このレンズのおかげで撮影の楽しさが増し増しでした。
思い入れが強いため、今でも売らずに防湿庫に保管しております。
さらに「せっかく無理して良いレンズを買ったのだから、カメラ本体も買い換えたい」との思いが強くなってきたのです。それで、E-30というカメラを買ってしまったのですが・・・、これは不思議なカメラでした・・・。晴れているときは良いのですが、曇り空の日には途端にピントが合いづらくなったりコンデジ以下の写りになったりするのです・・・。
カメラそのものの質感は良かったのですが、なぜか扱いづらいカメラという印象が残っています・・・。
コンパクトデジカメは上記のとおり、Caplio GX100 を毎日持ち歩いておりましたが、2011年にようやく明るいf1.8のレンズを搭載したオリンパス製の XZ-1 が登場。
早速購入です。
XZ-1、よく写るんです。。。
もう8年前のカメラですので、機能的にもかなり劣る部分はあるのですが、よく写るんです。医療機器メーカーでもあるオリンパスはカメラ部門が赤字らしく、新製品を出すこともなくなってきました・・・。XZ-1の後継はもう出ないのでしょう・・・。
今持っているXZ-1が壊れてしまったら、もうコンパクトデジカメはオリンパス以外のものを探すようになります。sonyのRX100あたりが候補でしょうか・・・。となると。このブログのタイトルも【オリンパス寫眞舘】ではいられなくなります。そもそも私は撮影技術もなく、“写真ブログ”をメインにするのも無理があるように思いました。そんなわけで、既にブログ名を変更致しました。
最近は日々の記録程度の目的であればスマホのカメラでもよく写りますし、iPhoneで良いのかもしれませんが・・・。
「誰か、XZ-1 の後継機種、おすすめありませんか?」
そして2012年3月に購入したマイクロフォーサーズの E-M5 を今も使い続けています。
E-M5、私にはこれで充分です。
ただし購入から7年が経過し、やはり古くなってきた感は否めません・・・。
カメラそのものの外観も重要だと思っており、今、オリンパス製のものを購入するのであれば、PEN-F かなぁ・・・。費用的に今は無理ですが・・・。
※番外) 父が元気な頃にもらったフィルムカメラ(↓)は今は無きミノルタ製…。
MINOLTA α5xi
あまり使わないまま、別のカメラを買う際の下取りに出してしまいました…。
父ともっとカメラのことを話しておけば良かったと後悔しています。