ガンダムプロジェクト
かつて東京のお台場に実物大ガンダム(RX78-2)があったのですが、残念ながら2017年4月に撤去されておりました。何が残念かというと、『めちゃめちゃ見たかったのに当時忙しすぎて東京へ行けなかった』ことです。首しか動かないものでしたが、外見的な出来映えはほぼ完璧に近いものだったようです。
ちょうどガンダム世代であり、小学生の頃にはガンダムのプラモデルをたくさん作った世代でもあります。今はその場所に“ユニコーンガンダム(↓)”という奴が展示されているらしいのですが、私は初代ガンダム以外はまったく食指が動かず、その後のアニメも全く見ていませんので、今行きたいとは思わないのです。
とても残念に思っていたのですが、どうやら水面下で【2020年夏にガンダムを動かす】というプロジェクトが進んでいたらしく、最近はあれこれ情報が漏れてくるようにもなってきました。今月に入ってからは開発プロジェクトメンバーの会見が開かれたりもしましたので、2020年夏、つまり東京オリンピックの時期には動くガンダムが見られそうです。(なんなら開会式に登場してほしい。)
18mの実物大ガンダムを展示する場所はお台場ではなく横浜の山下埠頭。
展示期間は1年間のみ。(今回は必ず見に行きます)
開発スケジュールも公開されました。今は2019年9月ですから既に設計は固まり、仮組の段階に入ってきていることになります。
現在『部品制作中』とのこと。
期待は膨らむのですが、しかしですね・・・冷静に考えてみれば、HONDAのアシモですら、あんなにひょこひょこ歩くのが精一杯であり、実際に18mの大きさのものがどの程度動くのか・・・期待外れの可能性も大です。
ガンダムがひょこひょこ歩く姿は見たくない。
もしかしたら、胴体が支柱に固定されていて、両足が浮くような状態で地味に動く程度かもしれない。あるいは片脚が固定されて、もう片方の脚が少し動く程度かもしれない。もしくは胴体が少し回ったり、腕や首が少し動く程度かもしれません。
それならば、お台場で既に展示された実物大ガンダムよりむしろ実物大のザクが見たい気もする…。考えてみれば小さい頃から主役より脇役の方が格好いいと思っていた。
(赤レンジャーより青レンジャーが好きだった!)
ザクもシャー専用の赤いやつより、量産型の緑のやつのほうが断然好き。
どうやら今回のプロジェクト、設計段階でかなり苦悩したらしいのですが、どちらにしても、やはり“リアルに歩かせる”のは今の技術では現実的ではありません。
しかし、脚以外を動かすことに関しては、今の技術力で充分可能なのではないでしょうか?
実際に、日立建機が制作して、東日本大震災の被災地でも復旧作業に活躍した重機として、双腕の【ASTACO NEO(アスタコ ネオ)】があります。(※東日本大震災が発生する5日前の2011年3月6日に、日立建機株式会社が一般向けに公開したばかりでした)
この技術を応用すれば、ガンダムやザクの腕はかなり動かせるように思いますし、プログラムされた単純な動きだけでなく、“操縦”という段階にまで行けるはずです。
・・・ここまで考えていてふと思ったのですが・・・これ(↓)、もう作れますよね。
ザクダンクは技術的に製造可能
日本はアメリカからF35戦闘機(1機あたり100億円以上)を105機ほど購入することが決まっているそうですが、ちょっとこっちにお金を回してもらえませんかねぇ・・・。こんなの105機も要りませんって。災害時に役に立たないし・・・。5機くらい削れば500億・・・・
砂漠仕様のものと森林仕様のものと2種類のカラーリングのザクタンク、見てみたいです。国の防衛だけでなく、災害支援にも役立つと思いますよ。