小学4年まで過ごした小倉北区。
当時、繁華街の中央を流れる紫川はいわゆる公害の影響でドブ川でした。川の両側にはまだバラックが残っており、川面には沢山のゴミが流れ、表面は油で覆われておりましたが、最近の日本の川は随分綺麗になりましたね。。。
紫川に架かる橋も小洒落たものになりました。
しかし北九州市役所の庁舎は相変わらずですね。
小倉城は一見すると変化ないようですが、内部は全く違うものになってしまいました。昭和50年代は、最上階にからくり人形のお神籤があったり、不思議なゲームが有ったりもしたのですが・・・。小倉城の隣には“ダイエー”があったはずですが、今はリバーウォークがあります。
その中に大きめの文具屋ができたと聞きつけ、ちょいと行ってきました。
「piccolo」
ボールペン、色鉛筆、シャープペンシル、ポスターカラーなど、品揃えは豊富。見ているだけでワクワクするものです。子どもの頃、クーピーペンシル(色鉛筆)の12色が売れ筋で、24色を持っている人は羨ましがられたのですが、当時その上に60色入りのものもあり、あこがれだったのでした。子どもの頃のなんとなくの感情って、残ってるもんですね。
写真立てだけ買って帰りました。
文具屋を出て喫茶へ。
ブレンドコーヒーでその店の実力が分かります。小倉井筒屋傍のこの喫茶はお勧めですよ。今時流行の“アフォガード”もありますので、バニラ好きはお試しあれ。
かなり狭い店ですから、タイミングによっては満席のこともありますが。
考えてみれば、私が子どもの頃の小倉は戦後30年が経っておりましたが、まだ戦争の面影が残っており、手や足のない戦傷者が物乞いをする姿もあったのですが、今はその同じ場所で洒落た外車が展示されておりました。
思い出の故郷が姿を変えて綺麗になっていくのは少し寂しくて切ないもんです。また夏になれば小倉祇園が見られるでしょうか・・・