周防阿弥陀寺紫陽花２０１９：その弐 - 錆との戦いは今日も続く

まずは仁王門周辺が第一の撮影スポット（↓）。

その名のとおり、仁王像が安置されております。

阿弥陀寺は名僧重源上人が東大寺再建のために周防国（山口県）に建立された由緒ある寺。

どういうことかと言うと、１１８０年に東大寺が焼失したのを後白河上皇が非常に残念がり、ぜひ大仏殿を再建しようとの悲願を起こされたわけですが、その際、周防国の徳地の山で木を伐採し、筏を組み、河口まで流し送り、それを奈良まで運んで東大寺再建の材としたのです。

そんなわけで、周防阿弥陀寺は、東大寺別院なわけです。

ごろごろとした石畳が良いですね。

それにしても鎌倉時代の頃と言えば、当然、車も電車もテレビもラジオも電話もクレーンもブルドーザーもないわけで、それでもこの“日本”という国の単位で物事を考えていた人がいたというのは不思議なことのように思われます。

二ヶ月ほど前に奈良の東大寺を訪れた際、その大きさにあらためて驚きました。

昔の人はすごい・・・　現代人も頑張らねばなりませんね。

　ところで、紫陽花の花言葉は【移り気】・・・

　ここはデートコースには向きませんね・・・