『 山口七夕ちょうちん祭り③ 』
by XZ-1
↑ ひとつひとつ、人の手で提灯に火が付けられます。
数千本の竹につけたおよそ10万個ものちょうちんが揺れながら夜の街を彩る「山口七夕ちょうちんまつり」。青森の「ねぶた」、秋田の「竿灯」と並んで日本有数の火祭りの一つにも数え上げられているこの祭りは、毎年8月6日、7日に山口市の中心商店街、パークロード、亀山公園などで開催されます。
約450年前から続くこの祭りは、室町時代に山口を治めていた守護大名・大内氏26代盛見が父母の冥福を祈るために盆の夜に笹竹の灯ろうをともしたのを起源とし、やがて町民の間に盆行事として広がったといわれています。当初は高燈ろうに火をともしていたともいわれていますが、やがて手軽なちょうちんに変えられ、笹竹に鈴なりのちょうちんが揺れる現在の方式が受け継がれて来ました。まさに山口の夏の風物詩です。