我が家は県内のお寺に戦前に建てられた墓があるのですが、今の実家からは車でも一時間以上かかるため、母は滅多にお参りできておりません。
また、その墓はかなり小さく古いもの。
二年間に父が亡くなってから、墓を建て替える計画を立てておりました。
お寺に或る墓はこんな感じのよくある和風(↑)のもの。
このお寺にはいつも何匹かの猫がおります。
実家のある市で市営墓地の募集をしており、市内の墓地が抽選で(二年目に)当たったため、小さな墓を建てることにしました。
父は生前、『わしの骨はそこら辺に撒いてくれりゃーええ』などと言っておりましたが、『お墓はちゃんとするから』と私から父に約束していたのです。
一年目には別の墓地に応募し、抽選に外れていたのですが、そこの墓地には洋風の墓が並んでいる区域があります。私も母も『洋墓がイイかも』と思ってしまいました。
墓石屋さんで相談したところ、一番小さなものであれば予算内でなんとかなりそうで・・・
つい先日ひとりで墓地へ見に行ったところ、ほぼ完成しておりました(↓)。
建立年月には『令和元年5月吉日』と刻んでいただきました。
父には親不孝をしましたので、できあがった墓の前で涙が出てしまいました。
小さな墓でも父は許してくれると思います。
私にとっても“喪の作業”だったのかもしれません。