梅雨のさなかとはいえ、よく降りますねぇ・・・
雨漏りする車に乗っている身としては憂鬱な季節です。
コロナウイルスも未だ収まらず、旅行や飲み会も自粛の昨今、家での時間の過ごし方としては自分磨きをするのが正解らしいのですが、仕事に関連する書籍を読みあさる以外には、現実逃避をするかのように趣味の世界に時を費やすようになってしまいます。
そんなわけで、ペンタブレット(WACOM INTUOS DRAW)をヤフオク!で落札。
費用を抑えるためにも、ある程度使用感のある【中古】を探していたのですが、【中古】よりさらにお安い【ジャンク品(未開封)】という品が見つかりましたので、¥3,000で落札(※ほかに競合落札者は居ませんでした…)。
なにせ【ジャンク品】の括りですので、正常に動作するかどうかは未確認という代物。
費用を抑えたいと言いつつ、ある意味ギャンブルのような方法にはなりますが、出品者の評価が高かったことと、“未開封”の文言を信じてみようと思ったことと、『動作しなければ、それはそれで面白い経験として話のネタにしよう』などと考えることにしての落札でしたが、届いてみればとても綺麗な品物で、きちんと動作しました。
今まで使っていたのは、2007年製の WACOM BANBOO FUN というタブレット・・・。
頻繁に使っていたわけではなく、仕事でパワーポイントの資料などを作る際にごくまれに使うか、イラストをごくまれに描く程度、でした。
それでもここ一年程度の間に数枚のイラスト(模写含む)を描くうちに、『安く手に入るのであれば新しいタブレットを』との思いが出てきておりました。
サイズを比較すると、こんな感じ(↓)。本格的に毎日使おうとしているわけではありませんので、机の上で邪魔にならない程度の小さいサイズのものです。
それでもさすが技術の進歩は感じられ、何か描いてみたいと思う気持ちが強くなっております。
そんな時期に、近所の美術館で【奇才 江戸絵画の冒険者たち】という企画があり、見に行ってきました。
ここは学芸員など職員の趣味が良いのか(予算も潤沢なのか?)、毎回とても良い特別展を開催してくれています。
ちょっと前には【超絶技巧展】にも行ってきましたし、かなり前には【運慶展】や【吉村芳生展】など記憶に残る展示を見ることもできました。
それにしても、コロナウイルスの影響はこんなところにも・・・
非常に魅力的な展示にも関わらず、とにかく客が少ない。
チケット販売の方法からして平時とは異なり、ネットで観覧日時を指定しての購入。
私も「〇月〇日の13:30に受付」と指定されたチケットを購入したのでした。
客が少ないことで『静かに落ち着いて見られる』というメリットもあったはずですが、美術館からの案内で「90分以内で観覧を終える」との枠が設定され、しかも少ない客の中に、なぜか音量マックスで絵の感想を述べながら観覧しているオジサンがいたりもして、ちょっと残念な思いもして・・・
それでも行った甲斐はありました。もともと葛飾北斎や伊藤若冲などメジャーどころが好きなのですが、今回、中村芳中や耳鳥斎、髙井鴻山など、新たなお気に入りが増えました。
(結局買って帰ったのは、葛飾北斎のマグネット(↓)とエコバッグでしたが…)
車のダッシュボードに張り付けた“奈良美智”さんのイラストは、パソコン上で輪郭を模写し自分で色を塗って印刷したものですが、あくまでも個人で楽しむため(ペンタブレットを試すため)に描いたものですので、お許しください。
(正面から写したものを大きくupすると、いくら下手でも著作権に引っかかるそうで…)
早く梅雨明けしてくれないかな・・・