錆との戦いは今日も続く

日産パオの走行距離、50万㎞を超えました・・・

専門講座【複雑性トラウマとその治療】

専門講座を受講してきました。

 名古屋まで何をしに行ったかというと・・・トラウマ治療の専門講座を受けに行きました。参加者としては、医師(内科or精神科)や公認心理師(or臨床心理士)が大半でした。

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会場である明治安田生命名古屋ビル。名古屋駅から地下鉄で二駅の便利な場所。

 

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 ビル前のバス停。 ・・・その屋根にも金のシャチホコ・・・。さすが名古屋・・・ 

 

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  日程は7月6日(土)から7日(日)まで。

杉山登志郎さんや友田明美さんなど有名講師だらけの二日間でしたが、なかなかマニアックな内容でした。。。 

 

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 世間一般に、“カウンセリング”のイメージと言えば“傾聴”に代表されるような受容的なものか、もしくは“精神分析”のような深層心理にアプローチするものが思い浮かぶかもしれませんが、諸外国で隆盛な方法は、“認知行動療法”や“EMDR(眼球を左右に振る方法)”などです。しかし今回の研修はさらにマニアックで、しかも講師が独自に発展させた方法の紹介もあり、内容が濃すぎる(※聞いていてついて行けない)ようにも感じられました。時間が足りませんね。

統計的裏付け

 なにか“新しい心理療法と聞けば、少し怪しげな印象がつきまとうかもしれませんが、実は旧来からあるカウンセリングなどは、実際にそれで効果が上がったのかどうかのデータの裏付けには乏しく、最近の認知行動療法やEMDRの方が、その結果にデータ的裏付けがあるのです。有名な話としては、2001年9月11日にニューヨークで起こってしまったテロ事件によって多くの人々が心的外傷を負った後、旧来の心理治療よりも、新しい方法の方が統計的にもあきらかに効果が高かった、という結果が残っております。

日本はなぜ取り残される?

 この分野でも日本は諸外国から取り残された状況にあるのですが、実はその理由として“英語圏ではないこと”が大きいとも言われます。日本人は英語が苦手なために、海外の文献に触れることが制限されており、一般の人々は日本の学者や治療者が諸外国から取り残されていることすら知らされないままになっている、という事実も・・・。また、同時に諸外国の医師や心理学者が日本の状況を知る手段も奪われていることになります。

※日本の専門家は井の中の蛙状態?

 一部、たとえばwikiの英語版や海外の文献の中に、稀に日本の現状に触れているものがあったりしますが、ちょっと馬鹿にされているような内容のものもあるようです。今回の有名講師にしても、10年後20年後には淘汰される先生が多いのかもしれませんが、少なくとも古い権威の上にアグラをかいているタイプではないことが好感でした。

※なお、個人的には旧来の心理療法にもなんらかの大切なエッセンスが含まれていると考えています。古いものを完全に否定するのはもったいないのです。それぞれの効果的で良いところ=エッセンスをつまみ食いすれば良いと思っているのですが。。。

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 会場ビルの16階からの眺め(↑)。再開発中のところもありますが、名古屋はさらに発展していきそうな元気な街ですね。

 

 

 

 

※研修中、なぜかメイン講師の杉山先生と排尿間隔が合ってしまい・・・なんどもトイレで隣同士になってしまいました・・・

  

 

 

 

 

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